この鉱泉は、ナビを設定してもたどりつくのが大変な場所です。
最初のトライでは、水戸ゴルフのわきの道路からチラット見えた建物と中庭が、普通の民家の印象で通り過ぎてしまい、二度目のトライでようやくその裏側から到着、帰りに正面から出たらちゃんと看板がありましたが、それでもちょっと分かりづらい場所です。
車を降りると、今度はどこが玄関か分からず、丁度現れた宿の女将に尋ねて休憩場所を確保、すでに三組ほどのお客さんが座敷でゴロゴロ寝転んでいました。
この建物の鄙び度は、この段階ですでに★5個確定の雰囲気で、さっそくお風呂に突進。
お風呂は混浴と聞いていましたが、まず、脱衣所は男女別で、さっくお風呂に入ると、すでに一人おばあちゃんが入っていました。
「失礼しま〜す」と入らせてもらうと、温泉は無色透明の軟らかいお湯で、ゆっくりつかる事ができました。
大広間で休んだ後、再度入浴、今度はおじいさんがいましたが、ふと浴槽の渕を見ると、なにやら動く、細長い物体、口が吸盤のようになって・・・・
そばにいたおじいさんに、「これ・・・」
おじいさんいわく、「よく隙間にいるんだよ、お湯をかければ死んじゃうから・・」とお湯をかけて退治してくれました。
鄙び温泉ファンの私でも、なかなかこれだけの温泉を体験できるのは稀です、しかも、水戸の近辺でね〜 湯上りに温泉の本を読んでいると、女将が今度の休みにどこかの温泉に行くんだけどどこがいいかね、本見せてと言ってきて、温泉談義に花を咲かせました。
お客さんは年寄りばかりで、車で送ってもらって、一日遊んでいると言った感じでした。
帰りに源泉を見て見ると、大きなコンクリートの湯口からドクドクと大量の水が流れ出しており、その一部を温泉に引いているとの事、これだけの温泉資源をもっと活用できないものか?もったいない感じでした。
忘れられない鉱泉の一つでした、秘湯ファンはぜひ一度行くべしです。
常陸の湯
最終入浴日 H.16年 5月15日
10 評価 評価基準
1 住所 | 〒311-4163 茨城県水戸市加倉井1760−5 |
2 TEL | |
3 FAX | |
4 利用時間 | |
5 利用料金 | |
6 休日 | |
7 泉質 | ナトリュウム・カルシュウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 |
8 温泉の効用 | 神経痛、リュウマチ、火傷、痛風など |
正面
記念の箸袋
店内には歴代の梅娘の
写真もあります
項目 | 評価 | 総合評価 | コメント |
---|---|---|---|
温泉 | ★★★☆☆ | ||
施設 | ★★☆☆☆ | 古くなってます | |
食事 | |||
サービス | ★★★☆☆ | ||
鄙び度(情緒) | ★★★★★ | 秘湯ファンには一見の価値あり | |
清潔度 | ★★☆☆☆ | 少々難あり | |
くつろぎ度 | ★★★★☆ | 気兼ねなし | |
料金 | ★★★☆☆ | ||
総合 | ★★★☆☆ | 54.3 |
記念の領収書