〒995-0111
山形県村山市大久保甲65
TEL 0237-54-2248
営業時間:11:00〜17:00
定休日:水曜日
駐車場:何か所も有り(店の前に案内図あり)
HP:http://arakisoba.com/
「最上川三難所そば街道」の中でも有名なお店で、平成27年の12月にフランス外務省が発表した、世界各国の飲食店1000店のランキング「ラ・リスト」で、日本のレストラン、飲食店127店が選ばれ、その中の一店として、東北地方で唯一世界で319位としてランクインしたそうです。
駐車場は店の脇と、店の前の案内札に書かれてあります。
渋い茅葺屋根の民家に小砂利の通路が印象的です。
部屋に上がると100年前の日本の姿が現れます。
簡単なテーブルに、先ずはお漬物が出されます。
メニューは板蕎麦しかありません。
フランス人もこの建物と、メニューのシンプルさに、カルチャーショックを起こしてしまったのでしょう。
昔の田舎のそば屋の趣そのままです。
サイドメニューにニシンの味噌煮があるだけです。
そばの量は並みでも十分です。
太く、腰の強いと言うよりは硬い程の田舎そばで、噛みしめているうちにお腹がいっぱいになってしまいます。
そば自体が好きな人のためのそばです。
噛みしめているうちにそばの旨みも出てきます。
そばは地粉を使って、その日打つ分のみ自家製粉しています。
汁はやや薄目のどっぷりそばを浸けて食べる田舎風の汁です。
でも麺が太いので、汁が麺にからむこともなく、ひたすらそばだけを食べている感じになります。
でもこの田舎蕎麦の味がフランス人に分かってもらえて嬉しいです。
帰りには、玄関口でご主人の老夫婦が囲炉裏でお茶飲みしながら、「どうぞお茶でも飲んで下さい。」と勧められ、美味しいお茶とそばかりんとうを頂きました。
余った蕎麦を素揚げして塩だけをからめたものです。
これも美味しかった。
お代わりまで頂いて、「この辺のそばと水が美味しいから美味しいのですよ。」と教えてくれました。
こうした触れ合いに、フランス人もカルチャーショックでさぞかし感激したことでしょう。
囲炉裏で接客
田舎の座敷
先ずは漬物